神の書: イスラーム神秘主義と自分探しの旅

2019年8月
アッタール(著)佐々木あや乃(訳注)
平凡社

内容の紹介

12世紀のイランで、薬種屋を営みつつ、「神は人間自らの内にある」という信念を庶民に広めようと、イスラーム神秘主義の普及のために言葉を紡いだ詩人アッタール。
社会の隅々にまで向けられた彼の温かい眼差しに包まれたこの逸話集は、「この世に生を享けた人間は人生という旅路をいかに歩めばよいのか」という永遠のテーマを考え、自身とじっくりと向き合う「自分探しの旅」に出るきっかけを与えてくれる。

訳者のコメント

佐々木あや乃(大学院総合国際学研究院)
「イスラーム神秘主義」は我々に無関係な、遠い地域の難しい思想哲学ではありません。本書を紐解くと、私たちにも馴染みのある、どこかで聞いたことのあるような教訓や逸話にしばしば出会います。本書を通して、イラン人の思考回路や議論の進め方への理解もきっと深まるはずです。詩を散文で訳出せざるをえなかったため、ペルシア語自体のもつ音の響きや魅力は残念ながら伝えられませんでしたが、物語好きの方には、バラエティに富んだ数々の逸話に触れる機会を提供できたのではないかと思っています。


前のページに戻る

to top - トップに戻る