言語を仕分けるのは誰か ポーランドの言語政策とマイノリティ

2020年11月15日
貞包和寛(著)
明石書店

内容の紹介

本書ではポーランドの言語状況を、ポーランドにおけるカシューブ語、シロンスク語、レムコ語といったマイノリティ言語を対象として、マジョリティ言語であるポーランド語話者により形成される意見・意図を含めて社会言語学的に分析し相対的に記述する。(明石書店HPより引用)

訳者のコメント

貞包和寛(東京外国語大学 非常勤講師)
ある言葉が独立の「言語」とされるか、他の言葉の「方言」とされるのか、議論が分かれる例は珍しくありません。日本で言えば沖縄(琉球)の事例が有名です。多様なマイノリティ(少数民族)を抱えるヨーロッパでは、マイノリティ言語の独立性をめぐる議論はマイノリティの存在そのものにも関わるもので、しばしば政治的色彩を帯びてきます。そのなかで本書は、ポーランド国内のマイノリティが言語学や言語政策のなかでどのように扱われているかをまとめました。研究や政策は、言語/方言という分類、つまり仕分けをすることで、自身の対象を決定しています。社会言語学や東欧地域研究に関心のある方に一読を勧めます。


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