認知言語学と談話機能言語学の有機的接点:用法基盤モデルの新展開

2020年12月25日
中山俊秀、大谷直輝(編)
ひつじ書房

内容の紹介

本書は、言語を実際の言語経験に基づいて形成される動的な知識体系として捉える用法基盤モデルを接点として、これまで学際的な研究が少なかった認知言語学と談話機能言語学の有機的融合を図ることで、実際の言語使用からボトムアップで習得される言語知識のありようを解明する研究の可能性を示す。第1部では、認知言語学と談話機能言語学の特徴をまとめながら、用法基盤モデルが想定する言語知識のありようを概観する。第2部では、「言語知識はどのような形をしているか」、「言語知識はどのように習得されるか」、「言語知識はどのように運用されるか」という言語学における3つの根本的な問いを考察する。第3部では学際的な視点から行われた9つの研究を実例としてあげる。

執筆者:岩崎勝一、大谷直輝、大野剛、木本幸憲、佐治伸郎、サドラー美澄、柴﨑礼士郎、鈴木亮子、第十早織、巽智子、田村敏広、長屋尚典、中山俊秀、堀内ふみ野、松本善子、吉川正人

編者のコメント

中山俊秀(アジア・アフリカ言語文化研究所/教授)
人間の言語を我々のコミュニケーションでの言語使用に形作られ変化し続ける動的な知識の体系であると捉える比較的新しいアプローチの可能性を探求する試みです。インフォーマルな研究会から広がったプロジェクトをこのような形にすることができて感慨深いです。

大谷直輝(大学院総合国際学研究院/准教授)
外大の研究会での議論が発端となった研究書です。言語使用の中から現れる言語知識とはどのようなものであるかという根本的な問いに対して、著者一同で議論を重ね、ようやく形になりました。ぜひ、ご覧ください。また、研究会も行っていますので、興味のある方はご参加ください。


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