絶滅危惧種を喰らう

2020年12月28日
秋道智彌、岩崎望(編)大石高典(分担執筆)
勉誠出版

内容の紹介

現在、年間1000種の野生動物が絶滅しており、そしていったん絶滅した生き物は二度と地球上にもどることはない。乱獲、生息地の分断、幼獣の食害、生息地環境の劣化・・・さまざまなシナリオで人間は動物を絶滅に追い込む。
野生動物を絶滅から救うために、我々は何をすべきなのか。野生動物を「喰らう」問題、「装う」問題、そしていかにして野生動物を絶滅から救うかについての方策とよりどころとなる思想について多角的な視点から論じる。(出版社HPより)

執筆者のコメント

大石高典(大学院総合国際学研究院/准教授)
生き物文化誌学会で開催された絶滅危惧種の利用と保全についてのシンポジウムをもとに編まれた一冊です。
アフリカに暮らすアフリカゾウ、チンパンジー、クロサイから、日本人に身近なクジラ、ウナギ、サメまで世界各地の絶滅危惧種をめぐる人と生き物の物語が集められています。狭義の学術書のスタイルを取っておらず、動物学者、人類学者などの研究者のほかに、自然保護の実務に携わってきたNGOやジャーナリストが、それぞれの立場・語り口で寄稿しているのが魅力でしょう。稀少生物の保全をめぐっては、極端な方向に意見が分かれてしまいがちですが、本書では「現場」で見たことをもとに話が展開していきます。私は、新型コロナウイルスの起源をめぐって、注目を集めることになったセンザンコウの利用についてコラムを寄稿しました。


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