芸術の秋 府中市美術館へ行こう!

本学は、2019年10月1日、府中市美術館(東京都府中市)と連携協定を締結しました。協定締結により、東京外国語大学の在学生と教職員は、学生証や職員証の提示で常設展・企画展への入場が無料になりました。在学生の皆さんに積極的に府中市美術館を利用して、芸術作品に触れていただきたく、今回のTUFS Todayでは、府中市美術館を紹介します。

さらに、11月16日(土)には、本学学生が企画したイベント、「多言語(日本語-英語、日本語-中国語)によるギャラリートーク」も予定されています。これは、協定とは別に進んでいた企画ですが、タイミングよく協定締結を祝す企画となりました。こちらにも、是非、足をお運びください。

府中市美術館へ行こう!

府中市美術館は、緑豊かな都立府中の森公園の中にあります。

府中の森公園は、武蔵野の豊かな緑に包まれ、ファミリースポーツ公園として、野球、テニス、サッカーなどの運動施設が充実した公園です。朝には、テニスを楽しむ人たちや、犬の散歩やジョギングをしている人を多く見かけます。太極拳を楽しむグループから聴こえてくる中国語の掛け声に、異国感を感じたりもします。

府中市美術館は、江戸後期から現代にいたる絵画コレクションが2,000点以上あり、日本の近代洋画を中心とした所蔵品を常時展示しています。このほか、「生活と美術=美と結びつけた暮らしを見直す美術館」として、「生活と美術」を基本テーマに、近世以降の日本と西洋の美術を中心とした幅広い企画展を開催している美術館です。本学が府中に移転した2000年と同じ年に、開館しました。開館当初から教育普及事業を大きな柱として取り組んでいる美術館で、子どもや教員を対象としたワークショップ事業などが充実しています。

府中市美術館までは、京王線府中駅から徒歩20分、本学キャンパスからは、自転車で約15分、多磨霊園発「ちゅうバス」(多磨町ルート)で20分ほどで行くことができます。

府中市美術館とは、これまでも例えば、松浦寿夫名誉教授が美術館運営委員をされる、在学生がイベントを企画するなど、個人やグループレベルでのつながりが主でしたが、組織としての連携はありませんでした。このたび2019年10月1日に、府中市美術館と本学は、連携協定を締結しました。連携協定に基づき、今後、さまざまな連携体制を構築していきますが、その一環として、このたび、本学の在学生*1および教職員*2は、常設展・企画展ともに無料で鑑賞することができるようになりました。
*1「学生証」と書かれた学生証を持つ在学生
*2「職員証」と書かれた職員証を持つ教職員
※ 入館には、学生証/職員証(原本)が必要ですので、必ずお持ちください。

本学学生企画、日英・日中によるギャラリートークを開催します!

本学学生の今関友里香さん(言語文化学部スペイン語4年)が企画者の一人として関わっているイベント「つながるアート!作品を語ろう~日本語・英語・中国語」が、2019年11月16日(土)に府中市美術館で開催されます。10月に美術館でおこなわれた打合せに潜入しました。

イベントは、11月16日(土)の午前(10:30-)と午後(13:30-)2回に分けて、常設展示室で開催されます。各回日本語・英語グループと日本語・中国語グループの2つに分かれて実施する予定です。日本語・英語・中国語のいずれかで会話ができる方が対象で、スタッフの案内で、美術館コレクションの中から日本の近代絵画、特に風景画の鑑賞を、多言語での対話により楽しむイベントです。さまざまな文化的背景をもつ人が集まって語り合いながら作品を見ることで、新しいアートの楽しみ方を発見します。

企画者の今関さんは現在、久野量一准教授のゼミでメキシコ人芸術家であるシケイロスの研究を行いながら、課外での活動にも精力的に取り組んでいます。今関さんに今回の企画に至った経緯やイベントへの意気込みを聞きました。

——本企画に至った経緯は?

今関さん アートに関心があり、美術館へよく足を運んでいます。今年の8月に、府中市市民活動センタープラッツが主催した「若いぼくらにできるコト」という企画にて登壇し、「Dive into Art!-アートに飛び込め!-」と題してアートを楽しむコツをお話しさせていただきました。その関連で、ラジオフチューズでも本トークの報告をさせていただきました。さかのぼって、今年の6月に府中市美術館のワークショップに参加した際に、学芸員の武居利史さんと知り合い、8月の登壇予定のお話しをし「ワークショップの企画を一緒にさせていただけませんか」と申し上げたのが始まりでした。

——イベントへの意気込みを教えてください。

今関さん 「つながる」には、いろんな思いを込めています。美術館と参加者がつながる、作品と人がつながる、参加者同士がつながる、作品と美術史がつながる・・・。外国語話者の方を含め、より多くの方に府中市美術館に足を運んでもらい、美術館を、作品の鑑賞を楽しんでほしいという思いから、この鑑賞プログラムを企画しました。美術館のアクセシビリティを考える上で一つの妨げとなっているものに「言語」があります。その壁を取り除きアートを楽しんでもらうことによって、また来たい、もっと語り合いたいと思ってもらえるようなイベントになればよいと思います。

今年日本に来たばかりの留学生にも楽しんでもらえるイベントです。在学生の皆さん、ぜひ声を掛け合って参加してください!

つながるアート!作品を語ろう〜日本語・英語・中国語

日時:2019年11月16日(土) ①午前10時半〜正午、②午後1時半〜3時
場所:府中市美術館 常設展示室
対象:日本語・英語・中国語のいずれかで会話ができる方
定員:各回先着40名
費用:無料(別途常設展観覧料が必要 ※本学学生・教職員は観覧料も無料です。必ず学生証/職員証をお持ちください)
内容:多言語での対話により、風景を中心とした絵画の鑑賞を楽しむ
講師:府中市美術館学芸員ほか
その他:日英・日中の通訳者あり、申込不要、当日各回30分前からエントランスロビーで受付

企画展「おかえり 美しき明治」開催中

現在、府中市美術館では、府中市制施行65周年を記念した企画展「おかえり 美しき明治」を開催しています(2019年12月1日(日)まで)。西洋文化が押し寄せた明治時代の日本。たくさんの旅行家や画家が来日し、多くの絵画を残しました。それらは旅の思い出とともに一度本国へ持ち帰られましたが、近年、こうした作品が里帰りしてくるようになりました。英国人が描いたこれまで見ることができなかった明治の風景や風俗。外国人が見た日本がたくさん絵の中に閉じ込められています。

おかえり 美しき明治

会期:2019年9月14日~12月1日
会場:府中市美術館
住所:東京都府中市浅間町1-3(都立府中の森公園内)
電話:03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~17:00
休館日:月曜日(11月4日は開館)、11月5日
観覧料:一般 700円 / 大学・高校生 350円 / 小中学生 150円 ※本学学生・教職員は無料です!(学生証、職員証を必ずお持ちください。)
チラシPDF:https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/okaeri.files/okaeriutsukushikimeiji.pdf

近日開催予定の本企画展講演会・トークイベント

講演会「おかえり『美しき明治』」

日時:2019年11月3日 14:00〜(90分程度)
講師:志賀秀孝(府中市美術館副館長補佐)

学芸員によるクロストーク

日時:2019年11月10日 15:00〜(60分程度)
講師:泰井良(静岡県立美術館上席学芸員)、佐藤聡史(丸山晩霞記念館学芸員)、志賀秀孝(府中市美術館副館長補佐)

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