この夏、英語力強化講習の「IELTS講習」に参加した国際社会学部2年の学生さんに、体験記を寄せていただきました。
英語力強化講習は英語力をより強化する目的で、夏学期・冬学期に開催しています。すべて無料で受講でき、非常に人気のあるプログラムです。
この夏休み、IELTSの準備コースに参加しました。今回初めて受講したのですが、とても良かったです。
真っ先に思ったことは、IELTS ライティングの Task1・Task2 と同様の問題に取り組んで提出する宿題があったのですが、細かく丁寧に添削をしてもらえたことです。個人的に質問をしたりアドバイスを求めたりすれば丁寧に回答していただけました。(画像は宿題の添削の様子)
受講生たちのモチベーションも高く、周囲の雰囲気が良いため、スピーキングもとても取り組みやすい環境でした。スピーキングの練習には時間を多く設けられていました。一人ではなかなかスピーキングの対策ができないため、良い練習になりました(スピーキングの練習は、zoom 内でペアを組み、ペアになった人とブレイクアウトルームにて試験官役と受験者役を交代で行う形でした)。ブレイクアウトルームには講師が頻繁に様子を見に来て下さるため、内容が難しくペアで会話ができないといった際も、即座に講師の方の助けを求めることができました。
リーディングの授業の際は、IELTS に必要なリーディングスキルを教えてもらえるため、一人で対策するよりも効率的でした。講習中に教わった、IELTS では英文を読むことよりもスキャニング等を用いて情報を収集することに重きを置くという考え方は、実際に受講後に試験を受けた際に重要な要素だと感じました。
使用したテキストは全体的にどの技能に関しても、初めは平易なものから取り組み(例えば、ライティングならばいきなり本番と同様の問題を解くのではなく、初めはテンプレートの学習やグラフの読み取りのみの問題に取り組むといった具合)、徐々にそれらをつなげて最終的に本番と同様の問題を解くという構成になっているため、段階を踏んだ学習ができました。また、この構成により自分がどこで躓いているのかがピンポイントで分かりました。
今回少し残念に思ったことは、受講者のマナーと、途中から来なくなった受講者がいたことです。授業中は食事を控え、飲み物のみを認めるなどのルールがあったほうがいいのではと思いました。また、無断欠席者については把握を厳密に行ったほうがいいのではと思いました。