【報告】ルワンダ・プロテスタント大学で派遣学生2名が交換留学プログラムを開始しました
ルワンダのルワンダ・プロテスタント大学において、本学国際社会学部3年アフリカ地域専攻の平山さんと東南アジア地域専攻の小出さんが2024年9月から交換留学プログラムを開始しました。お二人は開発学部 (Faculty of Arts and Social Sciences) で平和構築について約1年間学びます。平山さんと小出さんからメッセージが届きましたので、ご紹介します。
平山絢理さんからのメッセージ
こんにちは、国際社会学部アフリカ地域専攻3年の平山絢理と申します。
2024年9月よりルワンダ・プロテスタント大学に留学を開始し、開発学部平和紛争研究科にて約1年間、平和構築や和解について学びます。
ルワンダは30年前にジェノサイドを経験しており、現在も被害者遺族や元囚人の人々が当時の記憶と共に和解と共生の過程を進んでいます。学生の中にはコンゴ民主共和国や南スーダン共和国などで紛争を経験したバックグラウンドを持つ若者もいるなかで、ルワンダやアフリカ、世界全体の平和構築について学び彼ら一人一人のアイデンティティや経験、意見に直接触れることができる環境と機会が非常に貴重なものだと感じています。キャンパスは首都キガリから離れたフイエに在り、日々豊かな自然や素晴らしい景色に囲まれています。気候や食においても非常に過ごしやすく、平和紛争研究科で教鞭をとられている佐々木先生はじめとする日本人の方々や現地学生からのサポートを受けながら毎日楽しく過ごしています。
今回の留学をご支援くださっている方々への感謝を忘れず、ここでこそできる経験と学習に積極的に取り組んでいきたいと思います。
小出紘輔さんからのメッセージ
ムラホ!(こんにちは!)
国際社会学部3年生の小出紘輔と申します。
途上国の持続可能な発展と平和構築の実現を学ぶために、ルワンダのフィエに位置するルワンダ・プロテスタント大学に留学しています。
今年で1994年に発生したジェノサイドから30年を迎えるルワンダは「アフリカの奇跡」とも称される成長を遂げ、首都には高層ビルも立ち並び活気にあふれています。
大学があるフィエは首都に比べると小さな街ですが、知らない人同士でもアマクル?- ニメーザ!(How are you?- I’m fine!)と笑顔で挨拶し合うようなあたたかい場所で、とても気に入っています。
はじめて実家を離れて暮らす経験をルワンダでするというなかなかハードなチャレンジをしていますが、大学の寮でアフリカ各国から集まった学生たちと、一緒に留学に来ている日本人学生2人に助けられながら楽しく過ごしています!(手洗い洗濯マスターにはもう少し時間がかかりそうです。)
この1年間で授業以外にも、自分の大好きなサッカー・フットサルやインターンでの発信活動、学校でのボランティア活動などでアフリカの様々な人と関わり、成長できればなと思っています。
最後になりましたが、私たちの留学をサポートしてくださっている展開力アフリカ事務局の皆様、佐々木先生ご夫妻、また、これまで日本人とルワンダ・プロテスタント大学の友好関係を繋いできてくださった先輩方に感謝申し上げます。