2019年9月21日(土)
2014年、2017年に続き、モスクワでは3回目となる「TUFSグローバル・コミュニティ会合」が 2019年9月21日(土)に三井クラブで開催されました。
本学からは、第二回日露大学協会総会出席のために訪ロ中の松隈潤・副学長と新井滋・特任教授、東京外語会モスクワ支部(支部長・内倉真和氏 – 京セラドキュメントソリューションズロシア法人社長)のメンバー、モスクワ協定校に留学中の本学学生、本学への留学経験を持つロシアの学生・社会人、さらに現地コーディネーターらが参加しました。
松隈副学長は挨拶のなかでグローバル・コミュニティ会合を開催させていただいたことへの謝意を表し、本学の「世界展開力強化事業(ロシア)」に関連づけ、世界のビジネス界で活躍できる人材を育成する目的などを述べました。
続いて、本学OBである三井物産 CIS総代表兼三井物産モスクワ(有)社長・目黒祐志氏が乾杯の発声で、ロシアに進出している日系企業の数が伸び悩んでいるのは、ロシアのビジネス界に日本語を使える人(逆もまた然り)がまだまだ少ないからであると述べられ、日本語、日本文化を理解するロシア人やロシア語やロシア文化を理解する日本人の育成をさらに強化する必要があると述べ、日ロ両学生を鼓舞しました。
また新井特任教授からは、「グローバル・コミュニティ会合」に日ロ学生を招待した趣旨や、展開力事業の活動について過去の例などを挙げた話があり、ロシアで活躍している本学 OB・OGの皆さんに対し、学生へのインターンシップ機会の提供などについてあらためて協力を要請しました。
参加した学生たちは、自己紹介のなかでそれぞれの留学先・所属大学や専門、今後の目標などをついて触れました。次に在モスクワの本学OB・OGによる自己紹介と学生たちへのメッセージへと続きました。たとえば、就職の際に直接ロシアと関係ない部署に配属されても、後にロシア語を使う部署に変わる可能性があることや、最初の目標とは違っても日ロ交流の形態は様々であることなどをご自身の経験をもとにお話しされ、学生たちのロシア留学が有意義なものになるよう激励されました。その後、参加者同士による歓談となりました。
会合の最後を締めくくった内倉支部長はその挨拶のなかで「日露関係を恋愛関係に例えると、やはりロシアによる日本への片思いの部分が強いようです。それぞれの言葉を勉強し、それぞれの文化を理解しようとしている私たちで、日本でのロシアファンを増やせるよう頑張ろう」との言葉がありました。
こうして短い時間ながら有意義な交流のひと時を過ごしました。
開催日時:2019年9月21日(土)13:00-16:00
開催場所:三井クラブ(モスクワ)
参加者(計36名):
・本学教員:松隈副学長、新井特任教授
・本学卒業生:11名
・本学学生:本学の協定校であるモスクワ大学、モスクワ国際関係大学、ロシア人文大学、高等経済学院に留学中の学生計10名
・ロシア協定校の学生:本学に短期または長期留学の経験を持つ、同上の大学に所属していた者と現役学生 計11名
・展開力現地コーディネーター:松川直子さん(大阪外大ロシア語科卒、通訳・翻訳・コーディネーター)
・Global Japan Office (GJOモスクワ)コーディネーター:コロビナ・ユリアさん(高等経済学院教員)