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ロシアのクラウンと本学の学生との交流

2019年8月19日(月)

ロシアからやってきた「スラバのスノーショー」に出演中のクラウン(道化師の総称)の1人、サーシャ・フリッシュさんに本学に来ていただき、学生5人(うち3人が大学院生、2人が展開力事業に参加している学部生)のために、「自分と友人の人生に彩りを与える方法」と題したレクチャー兼パフォーマンスをしていただきました。


持参した小さなバッグから、クラウンの赤い鼻、ホフロマ塗りの木製スプーン、指貫、ハーモニカ、フルーツ絞り器を取り出し、そして道すがらスーパーで調達した3個のオレンジと1個のレモンといった小道具を駆使しながら、自身のなかのロシアとドイツの文化の融合、ロシア・チェリャービンスク地方に6年前に飛来した隕石の意味、白系ロシア人ヴァレンチン・モロゾフが日本で展開したチョコレートビジネス、そうかと思うと泣いている子をどうやってあやすか、右手と左手のバランスをつけるために役立つ、3つのオレンジを使っての「お手玉(ジャグリング)」の方法について説明し、そしてお手本を見せてくれました。さらに学生たちにウラル風ラップの歌い方を教えて一緒に歌わせ、最後に手品まで披露してくださいました。1コマの授業時間中、一瞬たりとも聞いている人を飽きさせない話術とパフォーマンス、さすがクラウンと思わせるには十分でした。

また、フリッシュさんはこのレクチャーに参加した学生全員を、それぞれの都合に合わせてスノーショーに招待してくれました。ショーを鑑賞した夜に見た「夢」、または思いついた「おとぎ話」をロシア語で書いてみるようにと、フリッシュさんは学生たちに課題を与え、学生らはそれに応えて創作体験をしました。ロシアからお越しになったアーティストによる本学学生のための有意義なワークショップ、そして文化交流の機会となりました。

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