ブラック・ライヴズ・マターから学ぶ 目次
【目次】
はじめに
序章 ブラック・ライヴズ・マターから学ぶ……武内進一
第1部 基本をおさえる
第1章 「アメリカの黒人」とは ―文学を通して考える……荒このみ
第2章 人種差別撤廃条約と日本の人種差別問題 ―BLMが示唆するもの…… 佐々木亮
第3章 教育の公正と平等のはざまで揺れるBLM……岡田昭人
第4章 #BLM と#MeToo ―インターセクショナリティと共生のコミュニティ……小田原琳
第2部 アメリカ社会に踏み込む
第5章 格差と没落 ―抑圧者の恐怖心……出町一恵
第6章 エメット・ティルの死 ―ブラック・ライヴズ・マター運動における記憶のモチーフ……
大鳥由香子
第7章 BLM、AAPI、アメリカ革命……友常勉
[コラム] 大学町からみたブラック・ライヴズ・マター……高内悠貴
第8章 〈外〉に向かって奏で踏み出した人。〈共〉演の予感を聴く者。
―Eric Dolphy, Thelonious Monk 違いながら人と音が繋がる……橋本雄一
第9章 Black Lives Have Mattered! ―BLM運動とジェイムズ・ボールドウィンのリヴァイヴァル……
加藤雄二
第3部 自分の足もとを見つめる
第10章 『差別を支えてきたもの』は何か……山内由理子・中山裕美
[コラム] 対話の入り口に立つ ―アフリカにルーツを持つ若者とのトークイベントから……
森聡香・奥富彩夏・大石高典
第11章 BLMを芸術につなぐ ―差別が意味すること……藤井光・西井凉子
第4部 世界への広がりをまなざす
第12章 グローバル・サウス・ユートピア? ―資本主義分析の視角から……中山智香子
第13章 民主主義とネクロポリティクス……岩崎稔
第14章 ポストコロニアル時代フランスの人種主義と反人種主義
―エティエンヌ・バリバールを手がかりに……太田悠介
第15章 植民地主義の見直し ―ヨーロッパとアフリカ……武内進一
終章 「黒」を軸に立てる……中山智香子
おわりに 私たちのなかのBLM……中山俊秀
目次
本書の執筆者一覧
本書の執筆者
武内 進一 アフリカ研究
中山 智香子 グローバルスタディーズ、思想史
荒 このみ アメリカ文学・文化研究
佐々木 亮 国際法学、国際人権法
岡田 昭人 比較・国際教育学
小田原 琳 イタリア史、ジェンダー史
出町 一恵 国際経済学、開発経済論、国際金融論
大鳥 由香子 アメリカ研究、歴史学、子どもの歴史
友常 勉 日本思想史、近現代部落史
高内 悠貴 アメリカ史、ジェンダー史
橋本 雄一 中国文学、植民地社会事情
加藤 雄二 アメリカ文学・文化、批評理論、比較文化論、音楽論
山内 由理子 文化人類学、オーストラリア先住民研究
中山 裕美 国際政治学、国際制度論、移民難民研究
森 聡香 大学生
奥富 彩夏 大学生
大石 高典 人類学、アフリカ地域研究
藤井 光 アーティスト
西井 凉子 文化・社会人類学
岩崎 稔 哲学、政治思想
太田 悠介 思想史、フランス思想
中山 俊秀 言語学
ためし読み
メディア・書評・紹介記事
・『図書新聞』2022年6月11日:アメリカ草の根反差別地域闘争の高揚から何を学ぶか――グローバルな急速拡散の背景と日本からの連帯の方途を探る試み 川島正樹
・『アフリカレポート』60巻、2022年9月1日:〔資料紹介〕 網中昭世
・『読売新聞』2023年8月24日:人種差別巡る動き 解説 武内教授 BLM運動背景は〔東京外国語大学読売講座〕
・『読売新聞』2023年8月31日:BLM運動 教訓は〔東京外国語大学読売講座〕
・『読売新聞』2023年9月3日:BLM運動 多角的に語る 「社会の亀裂明るみに」指摘〔東京外国語大学読売講座〕
・『読売新聞』2023年9月6日:封殺された黒人の声 顕在化 対話重ね着地点探る〔東京外国語大学・読売講座 詳報〕
【イベント】
東京外国語大学アゴラ・グローバル 2023年9月2日 連続市民講座「世界を学ぶ、世界を生きる」第5回「ブラック・ライヴズ・マターから学ぶ」
武内進一
東京外国語大学・読売新聞立川支局共催
『ブラック・ライヴズ・マターから学ぶ アメリカからグローバル世界へ 』
武内進一・中山智香子【編】
【ジャンル】
人文書(国際社会・政治)・地域研究
【版・頁】
四六判・ 並製・384頁
【ISBN】
978-4-904575-94-9 C0036
【出版年月】
2022年3月15日発売
【付 属】
-
1800円(税抜)