沓掛良彦(くつかけ・よしひこ)
1941年生まれ。早稲田大学露文科卒業。東京大学大学院博士課程修了。現在東京外国語大学名誉教授。文学博士。元西洋古典文学専攻。東洋文学に関する著書として、『陶淵明私記――詩酒の世界逍遥』(大修館書店、2010)、『壺中天酔歩――中国の飲酒詩を読む』(同、2002)、『和泉式部幻想』(岩波書店、2009)、『式子内親王私抄――清冽・ほのかな美の世界』(ミネルヴァ書房、2011)、『西行弾奏』(中央公論新社、2013)、『表現者としての一休』(研文出版、2023)、『風狂と遊戯――閑に読む一休と良寛』(目の眼、2023)などがある。ほかにギリシア・ラテン文学、フランス詩などに関する著訳書多数。