「本書は、悲観的な言説が支配的だった時代に、ブラジルを含む発展途上国の成長可能性を言い当てていたという点で、画期的な本であり、今こそ読み直されるべき書物である。さらに本書は、経済発展における国家の役割を正面からとりあげることで、市場と国家の関係についての、今日に至る論争にも一石を投じる内容を含んでいる。」
東大名誉教授・恒川惠市氏の解説より
著者紹介
フェルナンド・エンリケ・カルドーゾ(Fernando Henrique Cardoso)
ブラジル出身の社会学者。1993~94年に財務相として「レアル・プラン」を主導し、ブラジル経済の安定化に成功。1995~2002年、ブラジル大統領を務める。
エンソ・ファレット(Enzo Faletto)
チリ出身の経済学者・社会学者・歴史学者。チリ大学教授(専門は開発理論)。1973年から1990年まで国連ラテンアメリカ経済委員会のコンサルタントを務める。2003年没。
メディア・書評・紹介記事・イベントなど
・『ラテンアメリカ時報』2012年春号 紹介(桜井敏浩)
・『ブラジル特報』2012年5月号 紹介
地域研究
『ラテンアメリカにおける従属と発展──グローバリゼーションの歴史社会学』
『ラテンアメリカにおける従属と発展──グローバリゼーションの歴史社会学』
フェルナンド・エンリケ・カルドーゾ エンソ・ファレット 著
/鈴木茂 受田宏之 宮地隆廣 訳
【ジャンル】
翻訳書・社会学・ラテンアメリカ地域研究
【版・貢】
四六判・上製・352頁
【ISBN】
978-4-904575-19-2 C0036
【出版年月】
2012年4月10日発売
【付 属】
-
本体価格
2800円(税抜)