Pieria(ピエリア)とは、ギリシア神話の舞台オリュンポス山北麓の地名で、 人間の芸術・知的活動を司る女神ムーサ(ミューズ)たちの生誕の地とされています。
混迷の度を深める世界にあって、たしかな知識と柔軟な思考、 そして豊かな精神を育んでゆきたいという思いを込めて名付けました。
Pieria Booksは、東京外国語大学出版会の叢書として、国際性・学際性に富んだ多彩なテーマを広く社会に発信し、来るべき時代を照らす松明となることをめざしてまいります。
『罪と罰』『白痴』『悪霊』『カラマーゾフの兄弟』のドストエフスキー四大長編の深奥に分け入り、
そこに隠された秘密のメッセージを多様に読み解きながら、神なき時代に生きる現代人の救いのありかをさぐる。
(装幀=間村俊一)*日本図書館協会選定図書
Pieria(ピエリア)とは、ギリシア神話の舞台オリュンポス山北麓の地名で、 人間の芸術・知的活動を司る女神ムーサ(ミューズ)たちの生誕の地とされています。
混迷の度を深める世界にあって、たしかな知識と柔軟な思考、 そして豊かな精神を育んでゆきたいという思いを込めて名付けました。
Pieria Booksは、東京外国語大学出版会の叢書として、国際性・学際性に富んだ多彩なテーマを広く社会に発信し、来るべき時代を照らす松明となることをめざしてまいります。
亀山郁夫(かめやま いくお)
1949年栃木生まれ。ロシア文学者。東京外国語大学学長。
著書に『甦えるフレーブニコフ』(平凡社、2009/初版は晶文社、1989)、『ロシア・アヴァンギャルド』(岩波新書、1996)、『破滅のマヤコフスキー』(筑摩書房、1998)、『磔のロシアースターリンと芸術家たち』(岩波書店、2002)、『熱狂とユーフォリアースターリン学のための序章』(平凡社、2003)、『ドストエフスキー 父殺しの文学』上下(NHK出版、2004)、『「悪霊」神になりたかった男』(みすず書房、2005)、『大審問官スターリン』(小学館、2006)、『「カラマーゾフの兄弟」続編を空想する』(光文社新書、2007)、『ドストエフスキー 謎とちから』(文春新書、2007)など。
訳書にグロイス『全体芸術様式スターリン』(現代思潮新社、2000)、アードイン『ゲルギエフとサンクトペテルブルグの奇跡』(音楽之友社、2006)、光文社古典新訳文庫のドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』(2006-07)、『罪と罰』(2008-09)などがある。
・『図書新聞』2009年6月27日号 書評 井出彰(図書新聞代表)
・『出版ニュース』2009年6月下旬号 紹介
・『北海道新聞』2009年6月7日付 書評 望月恒子(北海道大学教授)ほか
・『週刊読書人』2009年10月2日号 書評
【シリーズ】
Pieria Books(本学出版会の叢書)
【版・貢】
四六判・並製(フランス装)・272頁
【ISBN】
978-4-904575-01-7 C0095
【出版年月】
2009年4月30日発売
【付 属】
-
本体価格
1400円(税抜)