本書の特長
◆総合的な日本語力をアップする
「JLPTUFSアカデミック日本語 Can-doリスト」初級後半の指標に基づき、日常生活や身近な活動を中心に、総合的な運用力をアップします。
◆豊富なイラストによる導入
学生たちが遭遇する場面や人々を想定して、楽しく会話やタスクが行えるよう工夫しました。豊富なイラストにより、授業の導入・練習ができます。学習項目は「流暢さ」と「正確さ」をバランスよく、段階的に習得できるよう配列しました。
◆多彩な教材活用
英語による文法説明は文型や活用形を導入する際の予習や復習として活用できます。また付属教材として音声CD、語彙リスト(別冊)のほかに、東京外国語大学留学生日本語教育センターのウェブサイトと連携して、漢字・文法の宿題、教師用のイラストもダウンロードできるようになっています。
編者紹介
東京外国語大学留学生日本語教育センター
1970年に本学外国語学部附属日本語学校として創立され、1992年に留学生教育教材開発センターと統合して「留学生日本語教育センター」となりました。2012年には、文部科学省より「日本語教育・教材開発・実践教育研修」の教育関係共同利用拠点に認定され、他大学との共同利用を推進しています。本書は、この「AJ Can-doリスト」に基づいて開発された初級教科書で、主に交換留学生や研究留学生を対象とした本学の「全学日本語プログラム(JLPTUFS)」で使用しています。このプログラムでは、留学生の習熟度やニーズに応じて多様な日本語科目が開講され、本書をはじめ、「AJ Can-doリスト」に対応した教材の開発が進められています。
第2版刊行について
本書は2017年に初版が刊行されて以来、国内外の多くの日本語学習者の方々に利用していただいております。このたび、東京外国語大学出版会ウェブサイトより音声をダウンロードしてご活用いただく形式の第2版を刊行する運びとなりました。学習内容には変更ございませんので、これまでどおり、日本語学習にお役立てください。音声ダウンロードは、初版をご利用いただく読者のみなさまにもご活用いただけます。
PCやスマートフォンなどで、より気軽に音声を聞けるようになりましたので、多くの学習者の方々に活用していただければ幸いです。