著者紹介
ウーテ・フレーフェルト(Ute Frevert)
専門は西洋近現代史、ジェンダー史、感情史。ビーレフェルト大学にて博士号取得後、ベルリン自由大学、コンスタンツ大学、ビーレフェルト大学、イェール大学で教鞭をとり、現在、ドイツのマックス・プランク人間発達研究所感情史研究センター長を務める。1998年、ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ賞を受賞。主要な著作に、Frauen-Geschichte: Zwischen bürgerlicher Verbesserung und Neuer Weiblichkeit (Frankfurt: Suhrkamp, 1986)(若尾祐司他訳『ドイツ女性の社会史 200年の歩み』晃洋書房、1990)、Ehrenmänner: Das Duell in der bürgerlichen Gesellschaft (München: C.H.Beck, 1991) などがある。
訳者紹介
櫻井文子(さくらい・あやこ)
専門は近代ドイツ史、近代科学史。ケンブリッジ大学Ph.D. 現在、専修大学経営学部准教授。主要な著作として、Science and Societies in Frankfurt am Main (London: Pickering & Chatto, 2013)。また論文として、「都市型コレクションの有用性――19世紀フランクフルトのゼンケンベルク自然誌博物館を例に」『人文科学年報』44号(2014)、「娯楽と科学のはざまにて――19世紀メナジェリー再考」『専修人文論集』90号(2012)などがある。
メディア・書評・紹介記事
『日本経済新聞』 2019年1月5日:歴史の中の感情 ウーテ・フレーフェルト著 どんな規範に規定されたか
『フレグランスジャーナル』 2019年1月15日:What made her do so ?
『讀賣新聞』 2019年1月20日:男と女で異なる規範 山内志朗
『図書新聞』 2019年4月13日:「名誉」を導きの糸に「感情の歴史」を切り拓く 石井香江
『歴史と地理』 2019年5月20日:〔新刊紹介〕 真柴晶彦
『歴史学研究』 2019年6月1日:〔史料・文献紹介〕柳原伸洋