八木久美子
1958年大阪府生まれ。東京外国語大学大学院教授。専門は宗教学・イスラム研究。著書に『慈悲深き神の食卓――イスラムを「食」からみる』(東京外国語大学出版会,2015)、『グローバル化とイスラム――エジプトの「俗人」説教師たち』(世界思想社,2011)、『アラブ・イスラム世界における他者像の変遷』(現代図書,2007)、『マフフーズ・文学・イスラム――エジプト知性の閃き』(第三書館,2006)、共著に『世俗化後のグローバル宗教事情』(岩波書店,2018)、『ジェンダーで学ぶ宗教学』(世界思想社,2007)、共訳書に『エドワード・サイード 対話は続く』(みすず書房,2009)などがある。
第一章 結婚できない若者たち
第二章 結婚、イスラムの捉え方
第三章 国家の関与と結婚の変容
第四章 婚姻儀礼と社会的承認
第五章 「イスラム式婚宴」をめぐる議論
第六章 「慣習婚」再検討の可能性