ジリアン・ビア(Gillian Beer)
1935年、イングランド・サリー州ブッカムに生まれる。オックスフォード大学セント・アンズ・コレッジで英文学を学んだのち、ロンドン大学ベッドフォード・コレッジ、ケンブリッジ大学ガートン・コレッジなどで教鞭を執る。クレア・ホール学寮長、ブッカー賞の選考委員、ケンブリッジ大学出版局の『19世紀文学・文化研究叢書(Cambridge Studies in Nineteenth-Century Literature and Culture)』の編集主幹などを務める。著書には、本書(Open Fields, 1996)のほかに、Meredith: A Change of Masks(1970)、Darwin’s Plots: Evolutionary Narrative in Darwin, George Eliot and Nineteeth-Century Fiction(1983、邦訳は『ダーウィンの衝撃』渡部ちあき・松井優子訳、富山太佳夫解題、工作舎、1998年) 、George Eliot(1986)、 Arguing with the Past: Essays in Narrative from Woolf to Sidney(1989)、Virginia Woolf: The Common Ground(1996)などがある。