黒柳恒男(クロヤナギツネオ)
1925-2014年。ペルシア文学者、ペルシア語学者。東京外国語大学名誉教授。1988年には日本で初めての本格的な『ペルシア語辞典』(大学書林)を編纂、執筆。著書に『ペルシアの詩人たち』(オリエント選書、東京新聞出版局、1980年)、『ペルシア語四週間』(大学書林、1982年)、『アラビア語・ペルシア語・ウルドゥー語対照文法』(同、2002年)など。翻訳に、フィルドゥスィー『王書─ペルシア英雄叙事詩』(平凡社東洋文庫、1969年)、カイ・カーウース、ニザーミー『ペルシア逸話集─カーブースの書/四つの講話』(同、1969年)、ニザーミー『七王妃物語』(同、1971年)、オマル・ハイヤーム『ルバーイヤート』(大学書林、1983年)、サアディー『薔薇園』(同、1985年)、『果樹園』(平凡社東洋文庫、2010年)、アッタール『鳥の言葉─ペルシア神秘主義比喩物語詩』(同、2012年)などがある。