【写真・文】
リック・ロカモラ
カリフォルニア州オークランドを拠点とする記録写真家。アメリカ国内の移民の姿を撮り続けてきた。アメリカ移民の権利や貢献、公民権運動が生涯にわたるテーマである。自身もフィリピン系移民であり、フィリピンでも不平等や人権問題についての活動を行っている。主な著作にFilipino World War II Soldiers: America’s Second-Class Veterans (2008), Human Wrongs (2018)がある。
【監修・編著】
高橋 圭
東洋大学文学部助教。研究テーマは近現代社会におけるスーフィズム(イスラーム神秘主義)。エジプトのスーフィー教団の歴史を専門とするほか、近年はアメリカのイスラームとスーフィズムの展開に焦点を当てて研究を行っており、2016年以降カリフォルニア州サンフランシスコとその周辺地域のムスリム・コミュニティを対象として現地調査に取り組んでいる。主な著作に『スーフィー教団――民衆イスラームの伝統と再生』(2014年)、“Recapturing the Sunni Tradition: ‘Traditional Islam’ and Gender in the United States” (Orient: Journal of the Society for Near Eastern Studies in Japan, 2021)がある。
後藤 絵美
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教。イスラームに対する現代の人々の理解や実践に関心をもつ。近年は文化圏を越えた対話やジェンダーについて研究している。主な著作に『神のためにまとうヴェール――現代エジプトの女性とイスラーム』(2014年)、『イスラームのおしえ』(イスラームってなに? シリーズ1)(2017年)などがある。
メディア・書評・紹介記事
・『国際貿易』2023年3月25日:〔近着の図書紹介〕亜娥歩
・『読売新聞』2023年6月15日:イスラム教徒の現在語る 2氏が講義 米の記録写真題材に〔東京外国語大学読売講座〕
・『読売新聞』2023年6月18日:ムスリムの今 写真で学ぶ 後藤・髙橋助教が講義〔東京外国語大学読売講座〕
・『読売新聞』2023年6月21日:ムスリムの多様性 写す 嫌悪意識への対抗〔東京外国語大学・読売講座 詳報〕
【イベント】
・東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所資料展示室 2022年11月18日~12月15日
写真展「マイノリティとして生きる――アメリカのムスリムとアイデンティティ」
AA研, 科研費基盤研究(A)「イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究」主催
・東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所大会議室 2022年12月4日
記念セミナー「マイノリティとして生きる――アメリカのムスリムとアイデンティティ」
登壇者:髙橋圭、リック・ロカモラ、長沢栄治 司会:後藤絵美
基盤研究(A) イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究、東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所共催
・東京外国語大学アゴラ・グローバル 2023年6月17日 連続市民講座「世界を学ぶ、世界を生きる」第4回「イスラームのいま――写真に見るその多様な姿」
後藤絵美 対談者:高橋圭
東京外国語大学・読売新聞立川支局共催