東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)
アジア・アフリカの諸地域を主な研究対象とし、言語学・人類学・歴史学・地域研究の各分野において、(1)臨地研究(フィールドサイエンス)に基づく共同研究の遂行、(2)研究資源の収集・分析・編纂および研究成果の発信、(3)共同研究や研修・セミナー等を通した次世代研究者の養成、を目的とした東京外国語大学に附置されている共同利用・共同研究拠点。
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)から、世界各地の息吹を伝える雑誌をお届けします。
多様な研究分野の垣根を越えて、世界のあらゆる地域をフィールドとする研究者たちの取り組みや経験を紹介。
〈世界〉をさまざまな角度から見つめます。
最新の第21号は巻頭特集「似ている言語の多様性――アルタイ型言語の諸相」(責任編集・山越康裕)のほか、
好評のコーナー「フィールドワークって何?」「フロンティア」など、読みどころ満載です。
[巻頭特集]
「似ている言語」の多様性――アルタイ型言語の諸相
(責任編集:山越康裕)
ロシアへ中国へ、「アルタイ型」言語の正体を探る
(風間伸次郎)
消滅の危機に瀕するヘジェン語(李林静)
モンゴル語の「アルタイ的」な特徴(梅谷博之)
部分格から見るサハ語の位置と歴史(江畑冬生)
アゼルバイジャン語に惹かれて(吉村大樹)
ネネツ語の世界
――ウラル語族とアルタイ諸言語の間の共通性(松本亮)
南米の「アルタイ型言語」――ケチュア諸語(蝦名大助)
ブルシャスキー語の得体を探る(吉岡乾)
○あの時、あの瞬間
転輪の西北、三日月の東(小倉智史)
○フィールドで見つけました「ごちそう」
ヌールさんの里帰り
――分かち合う家族の食卓(砂井紫里)
ごちそうされて、ごちそうし...
シリア・レバノンから(黒木英充)
史跡を巡り、ごちそうに出会う(石川博樹)
○オシボン!
船戸与一『山猫の夏』(荒川慎太郎)
○私のフィールドワーク
エチオピア少数言語の多様な言語実態を探る(髙橋洋成)
○フロンティア
世界で広がる都市内農園
――その社会的意義と私たちの生き方への示唆
(新保奈穂美)
探究すべき何かは向こうからやってきた
――ケニアの聾の子供の「コミュニケーション」を
めぐって(吉田優貴)
○Field+GRAFFITI
パレスチナの壁の落書き(南部真喜子)
○フィールドワーカーのよりみちスポット
アマゾン植民研究から一呼吸――ジュルエナ川の渡し船(後藤健志)
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)
アジア・アフリカの諸地域を主な研究対象とし、言語学・人類学・歴史学・地域研究の各分野において、(1)臨地研究(フィールドサイエンス)に基づく共同研究の遂行、(2)研究資源の収集・分析・編纂および研究成果の発信、(3)共同研究や研修・セミナー等を通した次世代研究者の養成、を目的とした東京外国語大学に附置されている共同利用・共同研究拠点。
【ジャンル】
定期雑誌・人類学
【シリーズ】
フィールドプラス
【版・頁】
オールカラー・A4判・並製・33頁
【ISBN】
978-4-904575-70-3 C0039
【刊行】
2019年1月20日発売 ・年2回(1月/7月)発行
【付 属】
-
本体価格
476円(税抜)