東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)
アジア・アフリカの諸地域を主な研究対象とし、言語学・人類学・歴史学・地域研究の各分野において、(1)臨地研究(フィールドサイエンス)に基づく共同研究の遂行、(2)研究資源の収集・分析・編纂および研究成果の発信、(3)共同研究や研修・セミナー等を通した次世代研究者の養成、を目的とした東京外国語大学に附置されている共同利用・共同研究拠点。
『FIELD+』は、さまざまな研究分野の垣根を超えて、世界のあらゆる地域の事情を、最前線のフィールド研究者たちの取り組みや経験をまじえて紹介する雑誌です。
第6号の巻頭特集は、永原陽子先生による責任編集「素顔のアフリカ女性たち」です。
貧困や紛争のなかでも逞しく生きるアフリカ女性たちの素顔とくらしぶりを詳しくレポート。
そのほか、好評のコーナー「フィー ルドワークって何?(テーマ:掘る)」、小田マサノリ・インタビュー
「太鼓を叩いて練り歩け──シャーマンの弟子、アクティヴィスト人類学者になる」、特別寄稿「学者と災害」など、読みどころ満載です。
[巻頭特集]
巻頭特集「素顔のアフリカ女性たち(責任編集:永原陽子)
・東日本大震災とアフリカで出会った、
奥深い男たち、女たち......
(若杉なおみ 筑波大学大学院)
・女性兵士が歩んだ道――エチオピア内戦と戦後20年
(眞城百華 津田塾大学国際関係研究所研究員、
AA研共同研究員)
・紛争、社会主義、経済成長
――非日常の連続の中で「日常」を保つモザンビーク
農村女性たちの営み
(網中昭世 日本学術振興会特別研究員、AA研共同研究員)
・素顔のアフリカ女性ア・ラ・カルト
――ザンジバルのフィールドから
(富永智津子 宮城学院女子大学キリスト
教文化研究所客員研究員、AA研共同研究員)
○フィールドワークって何?「掘る」
・削って、掘って、そして、つなぐ
(宮本真二 滋賀県立琵琶湖博物館、AA研共同研究員)
・氷河を掘って過去の地球を知る
(的場澄人 北海道大学低温科学研究所、
AA研フィールドネット運営委員】)
・大地にさぐる人類史(門脇誠二 名古屋大学博物館)
○フィールドノート
・命によって命を学ぶ――北タイの民間治療師
「モー・ムアン」の経験と薬作り
(古谷伸子 AA研研究機関研究員)
○インタビュー
・太鼓を叩いて練り歩け――シャーマンの弟子、
アクティヴィスト人類学者になる
(小田マサノリ AA研特任研究員/
インタビュア:椎野若菜(編集部)
構成:星泉(編集部))
○特別寄稿
・学者と災害:台湾小林平埔原住民族文化重建協会の試み
(林 清財 国立台東大学(台湾)/編訳:三尾裕子、
AA研/陳 麗君 国立成功大学(台湾)、
AA研外国人客員研究員)
○Field+FOODS
・チベット料理――大麦と小麦からみえてくるもの
(海老原志穂 日本学術振興会特別研究員(AA研))
○フィールドワーカーの鞄
(児倉徳和 日本学術振興会特別研究員(九州大学))
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)
アジア・アフリカの諸地域を主な研究対象とし、言語学・人類学・歴史学・地域研究の各分野において、(1)臨地研究(フィールドサイエンス)に基づく共同研究の遂行、(2)研究資源の収集・分析・編纂および研究成果の発信、(3)共同研究や研修・セミナー等を通した次世代研究者の養成、を目的とした東京外国語大学に附置されている共同利用・共同研究拠点。
【ジャンル】
定期雑誌・人類学
【シリーズ】
フィールドプラス
【版・頁】
オールカラー・A4判・並製・33頁
【ISBN】
978-4-904575-15-04 C0039
【刊行】
2011年7月8日発売・年2回(1月/7月)発行
【付 属】
-
本体価格
476円(税抜)