出版会×図書館企画
『アヴァンギャルドとジェンダー イタリア・ドイツ・ロシアの前衛芸術と文学』出版記念
A5変型判・上製・296頁 3000円+税
ISBN978-4-910635-16-3 C0070
後発的な近代化、戦争、革命による社会変動の大きさから、より急進的な傾向を見せたイタリア、ドイツ、ロシアのアヴァンギャルド運動の中で、従来の男性化された芸術概念は捉え直しを迫られた。規範的な女性性に抗った女性たちと、支配的な男性性のゆらぎに応えようとした男性たちをめぐる九つの論考。
【編者】
西岡あかね(にしおか・あかね)
東京外国語大学大学院准教授。専門は近現代ドイツ文学、比較文学。
【執筆者】
小久保真理江 東京外国語大学大学院准教授。近現代イタリア文学・文化
香川 檀 武蔵野大学名誉教授。ドイツの近現代美術、ジェンダー論、記憶論
小松原由理 上智大学文学部教授。ダダを中心とした前衛芸術、ジェンダー論、カバレット研究
山口庸子 名古屋大学大学院准教授。ドイツ文学、舞踊史、身体文化
柴田隆子 専修大学国際コミュニケーション学部准教授。20 世紀初頭のドイツ語圏の舞台芸術理論、日独の現代演劇・舞踊批評研究
梶 彩子 早稲田大学次席研究員・日本学術振興会特別研究員。ロシア・バレエ及びダンス史
河村 彩 東京科学大学リベラルアーツ研究教育院准教授。ロシア・ソヴィエト文化、近現代美術、表象文化論
前田和泉 東京外国語大学大学院教授。ロシア文学・文化
文学史・芸術史の中に姿を見せはじめた女性アーティストたち
1920年代から現在に至る書籍や美術展の図録から、アヴァンギャルド時代の女性アーティストの活躍と、後年から照射された表象について考える展示です。
展示
会期:2025年6月2日(月)~6月12日(木)
会場:東京外国語大学附属図書館2階
●開館時間中はいつでもご覧いただけます。
●館内では関連図書の展示・貸出を行います。
●関連図書を附属図書館の「ブクログ」でご紹介しています。こちらからご覧ください。
ブックトーク
日時:2025年6月12日(木)16:00~17:00
登壇:西岡あかね先生(編者・執筆者、近現代ドイツ文学・比較文学)
前田和泉先生(執筆者、ロシア文学・文化)
小久保真理江先生(執筆者、近現代イタリア文学・文化)
会場:東京外国語大学附属図書館2階
●フォームからお申し込みください。当日参加も可能です。
新刊記念出版記念展(5月19日~7月10日)は、4冊連動企画です。
会期中、東京外国語大学生協購買書籍部ハッチポッチに、4冊の特設コーナーを設置していただいています。
『不平等のコスト』展
5月19日(月)~5月29日(木)、ブックトーク5月23日(金)
『アヴァンギャルドとジェンダー』展
6月2日(月)~6月12日(木)、ブックトーク6月12日(木)
『地球の文学』展
6月16日(月)~6月26日(木)、ブックトーク6月20日(金)
『凍れる美学』展
6月30日(月)~7月10日(木)