ロシア文化 55のキーワード

2021年6月
沼野充義、沼野恭子、平松潤奈、乗松亨平(編著)
ミネルヴァ書房

内容の紹介

ロシアは豊かな文学と芸術の国であり、日本にも昔からその熱烈な愛好者は多い。その反面、政治的に日本とは複雑な関係にあり、国家としては残念ながら暗いイメージが強く好感度は決して高くない。そのギャップを埋め、ロシア文化の豊かさを大学生や一般読者にもわかりやすく説明し、この国の文化の持つ魅力を引き出したい。
本書は厳選した55のキーワードを切り口にして、広大な土地と長い歴史を持つロシアで発展してきた文化の多様なあり方や日本人のロシアに対する関心のあり方に迫る入門・概説書。(出版社HPより)

編著者のコメント

沼野恭子(大学院総合国際学研究院/教授)
表紙は、ロシア近代絵画の巨匠イリヤ・レーピンの『Какой простор! なんという広がりだ!』(1903年)です。荒波に膝までつかり、風に抗うようにして立つ男と女。しかも愛と自由を謳歌しているような身振り。なんとも不思議でシュールな絵ではありませんか。
ロシア語の「простор(プロストール)」という言葉は、空間的な広大さだけでなく「自由」もあらわします。日本語に訳しにくいこの感覚を視覚化したのがこの作品と言えるでしょう。
「プロストール」をはじめ、レーピンが所属した「移動展派」、「トスカー(憂愁)」「マースレニツァ(謝肉祭)」「余計者」「モンタージュ」「コムナルカ(共同住宅)」等々、謎と魅惑に満ちた多彩なロシア文化をキーワードで読み解いています。


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