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今年度は、本学出版会並びに本学社会・国際貢献情報センターとの共催により、本学出版会Pieria Books 『演劇の未来形』の第20回AICT 演劇評論賞受賞を記念し、著者である谷川 道子本学名誉教授を講師にお招きし実施いたします。
近隣地域にお住まいの方をはじめ、多数の皆様のご来場をお待ちしております。
日 時:平成27年12月2日(水)
16時30分~18時00分 (開場 16時00分)
会 場:東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
タイトル:『演劇という文化』
講 演 者:谷川 道子氏(本学名誉教授)
入 場 料:無料(事前申込みは不要です。)
谷川 道子(たにがわ みちこ)氏プロフィール
1946年鹿児島県生まれ。東京外国語大学名誉教授。専門はドイツ現代演劇・表象文化研究。著書に『聖母と娼婦を超えて-ブレヒトと女たちの共生』(花伝社)、『ハイナー・ミュラー・マシーン』(未來社)、『ドイツ現代演劇の構図』(論創社)など。
<講演会の要旨>
今の日本で「演劇」といっても、映画やテレビなどとくらべると、はるかに縁遠い存在かもしれない。
我らが東京外語大では、百年の歴史を誇る「語劇」の伝統があって、いまなお毎年、各国の専攻語での舞台が一年近い準備を経て外語祭で上演されるので、まだ「演劇」は身近な存在だろうか。私自身も、大学に入ってドイツ文学に触れるまでは無縁に近かったが、そこで出会った演劇、ドイツ演劇というものになぜか惹きつけられた。ギリシア悲劇以来二千五百年余の伝統を持ち、いまなおドイツでは各都市にいくつもの劇場があって、いつも老若男女の観客で満たされている。
いったい、そもそも演劇とは何なのだろう。そんなことを考え続けながら、半世紀近く、日独の演劇にかかわり続けてきた。そのうえで、「演劇という文化」を考えてみたい。
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