2019年9月23日(月)
モスクワ大学にて、「日露経済協力・人的交流に資する人材育成の推進」をテーマとし、(第8回日露学長会議を兼ねる)第2回日露大学協会総会が開催されました。本学から松隈潤副学長(国際担当)、新井滋特任教授(大学の世界展開力強化事業(ロシア)コーディネーター)、高大連携支援室の志賀洋子係員が訪ロし、総会に出席しました。
同協会は、日露の大学間交流強化を目的に両国の高等教育機関の代表間で「日露大学協会」についての了解覚書が締結されたことにより2016年12月に設立されたものです。同協会総会は1年半ごとに日本とロシア間の持ち回りで開催されることになっており、昨年5月の札幌での第1回開催に続き、この度第2回総会がモスクワで開かれることとなりました。日本からは本学を含む20大学、ロシアからは会場を提供したモスクワ大学をはじめとする21大学、さらに日露企業関係者や日露学生フォーラム参加学生(本学からはモスクワに到着したばかりの長期派遣留学生3名を含む4名が参加)も集まり、総勢約150名が参加しました。
まず来賓挨拶の中では、今後の日露大学間の緊密な連携や学生交流の深化について期待が寄せられました。その後全体会が開かれ、人材交流、医療健康、地域開発部門ごとに、参加各大学より活動報告が行われました。本学を代表し松隈副学長が、人材交流部門での発表の中で「How TUFS encourages students interaction between Russia and Japan」と題して、大学の世界展開力強化事業(ロシア)「日露人的交流の飛躍的拡大に貢献するTUFS日露ビジネス人材育成プログラム」の取組状況について報告しました。さらに日露学生フォーラム参加学生の代表により、第2回日露学生フォーラムでの活動方針や、今後の活動拡大に向けたアクションプランが発表されました。
最後に全体会での議論についてのまとめ、北海道大学とモスクワ大学のジョイントオフィスの設置、「日露経済協力・人的交流に資する人材育成の推進」・「Study in Japan Global Network Project」や「人材交流委員会」「学生連盟」「専門セクション運営委員会及び専門セクション」を通じた共同研究、若手研究者をはじめとする学術交流、異分野融合や産学連携の推進、次回の総会開催(2021年前半 於:新潟大学)について確認され、Victor Sadovnichiy・モスクワ大学総長と笠原正典・北海道大学総長代理により共同コミュニケの署名が行われ採択されました。