第1回日露産官学連携実務者会議に出席

 

2019年2月28日(木)
第1回日露産官学連携事務者会議
が筑波大学東京キャンパス文京校舎で開かれ、本学からは本事業推進責任者の沼野恭子教授、プログラムコーディネーターの新井滋 特任教授、岩田佳久 国際化拠点室員の3名が出席しました。

22の日本の大学 、7つのロシアの大学、19の日本の省庁・自治体・企業・団体等の組織から  合わせて 102 名が参加しました。

実務者会議は2部構成で行われました。午前中の第1部では、来月末に補助期間が終了する 平成26年度(2014年度)世界展開力強化事業(ロシア)の採択校が5年間の活動報告 及び その後の活動計画を発表した後、今年の春に中間評価を受ける、本学を含む平成29年度(2017年度)同事業の採択校が平成30年度(2018年度)の活動報告を行いました。

平成26年度採択校: 東北大、筑波大、東京大、新潟大、北海道大
・ 平成29年度採択校:本学、東京工業大、千葉大、金沢大、長崎大・福島県立医科大、東海大、近畿大

午後の第2部は、産官学連携実務者会議の本会議に充てられました。全体説明、新潟大学及びクラスノヤルスク医科大学における医療分野の取り組み、インターンシップ参加学生による発表(ロシア人学生による日本でのインターンシップ2件、日本人学生によるロシアでのインターンシップ2件)、産官学連携に対するロシアの大学の期待(太平洋大学、モスクワ大学代表)、最後に企業・自治体とのパネルディスカッションという構成でした。

また、本学も参加し、ランチョンミーティングとして開かれた人材交流委員会・幹事会では、日露大学間の単位互換やジョイント・ダブルディグリーの課題について現状認識・意見交換が行われました。加えて、今秋にモスクワ大学を舞台に開かれる予定の第2回日露大学協会総会に絡め、関連行事である学生フォーラムについても話し合われました。

さらに並行して「日露学生連盟」の打ち合わせ会も開かれ、本学から国際社会学部2年の兵藤大介さんが参加しました。

日露産官学連携実務者会議開催の経緯
平成26年度及び平成29年度の世界展開力強化事業(ロシア)採択校が各自 事業計画を実施するなかで、それぞれの大学で人材育成に係わるグッドプラクティスが蓄積しており、これまで事業採択校が年に1度集まり、各大学の取り組みについての情報共有・意見交換を「採択校連絡会」として行ってきました。

その一方、平成 29 年度(2017年度)に北海道大学と新潟大学が共に申請し採択に至った世界展開力強化事業(タイプB:プラットフォーム構築プログラム)では、北海道大学が推進する「極東・北極圏の持続可能な環境・文化・開発を牽引する専門家育成プログラム」(=RJE3 プログラム)、及び新潟大学が推進する「日露の経済・産業発展に資するグローバル医療人材育成フレームワークの構築」(=G-MedEx プログラム)を背景に、それぞれ、企業や自治体、銀行等とともに人材育成を行う「地域コンソーシアム」を形成してきました。

こうした状況の中、各大学の持つ人材育成に係るグッドプラクティスを広く各界で共有すべく、大学、企業、自治体等、及び学生が一堂に会し、今後の展開に向けて、全国各大学における日露交流の取り組みを共有する機会として、本会議が開催されることになりました。