日立建機トベリ工場での 1 Day インターンシップ

2018年9月4日(火)、モスクワ大学主催のサマースクール “Two Cities – Two Universities” (4週間の短期語学留学)でトベリ(モスクワから北西方向に 約170kmの距離)に滞在中の本学の短期派遣留学生9名が、日立建機のトベリ工場での 1 Day インターンシップに参加しました。

インターンシップに参加した学生達

2013年に日立建機はロシアにおける初の自社工場をトベリ州に開設、40ヘクタールにわたる広大な敷地で年間約600台の中型油圧ショベルを製造しています(工場の最大生産能力は年間2000台)。その結果、日立建機の製品はロシア市場(ショベル分野)で25%近いシェアを誇り、着実に業績を伸ばしています。

本学の派遣学生はロシア人エンジニアよりロシア語で企業紹介、および製品紹介のプレゼンテーションを受けた後、工場見学ツアーに参加し、ショベルカーが部品の状態から完成するまでの工程を見学しました。

以下に参加した学生の感想を紹介します。

・今回のインターンシップを通して文系の学生でもメーカーで活躍できることを知りました。例えば、広報部などではロシア語人材が必要とされており、そうした人材を積極的に採用する企業もあるとのことで、ロシア語学習に対するモチベーションが上がりました。

・社内ではロシア語や日本語ではなく英語が公用語であることに驚きました。ロシア語を強みにしたキャリア形成を考える上で言語は一つの手段に過ぎないということに気づかされました。言語能力に特化するだけではなく、専門知識も蓄えたうえでキャリアを形成する必要性を感じました。

・海外勤務というと身構えてしまうところがありましたが、日本人とロシア人スタッフで構成される職場の雰囲気は非常によく、日本の現場勤務とほとんど変わらないように見えました。また女性スタッフが男性スタッフと同じように働いており、日本では難しそうに見える女性の現場勤務もロシアではそれほどでもないことがわかり、女性に対する労働環境の良さをうかがい知れました。

*インターンシップ実施概要

実施日:2018年9月4 日(火)
実施場所: 日立建機トベリ工場 (Hitachi st. 1, Lebedevo village, Tver region, 170518 Russia)
日立建機様のご対応:小岩智之 様(工場長)ほか
参加学生:本学から9名(派遣留学生9名)