ウラジオストク日本センターでインターンシップ実施

2019年9月13日(金)

ウラジオストクの日本センターで、極東連邦大学の語学サマースクールに参加した短期留学生向けのインターンシップが実施されました。

まず所長の向井さんより、日本センターの概要についてお話があった後、沿海地方に進出している日系企業の傾向と活躍について講義を受けました。

以下に参加した学生の感想を紹介します。

  • 驚いたのがロシアは軍事的にも経済的にも先進国レベルだが、全ての面で発展しているわけではないということだった。特にインフラ面では他の先進国に後れをとっており、ホテルの不足やサービス業の未発達が問題だという。想像よりもウラジオストクの街並みは綺麗で清潔であり、観光名所も多く存在していた。2018年には78万人の外国人旅行者のうち日本人はたったの2万人だったが、2020年の四月以降ウラジオストク行きの便が増加するので今の時期にインフラ整備を進めることが重要だと感じた。
  • 今回のインターンシップを通して、日常会話レベルのロシア語はもちろんだが、ビジネスレベルのロシア語のスキルを伸ばしていきたいと思った。また「カイゼン」のように他国に注目されている日本の慣習への知識も深め、説明できるレベルにまでならなくてはならないと感じた。
  • ウラジオストクは人口減少が著しいため、ロシア政府は東方経済フォーラムを極東連邦大学で行うなどして、人口流出を阻止しようとしていることだ。今回のインターンシップや研修を通してウラジオストクはとても魅力的な場所だと感じ、なぜ都市部への人口流出が起きるのか疑問に思ったが、物価は高いが給料はモスクワより低いという点をネックに思う人が多いため首都を目指す人が多いことがわかった。極東でも魅力的な雇用を多く生み出すことが必要だと感じた。

*インターンシップ実施概要
実施日:2019年9月13日(金)
実施場所:ウラジオストク日本センター(5F, Bldg. 69, Okeansky prospect, Vladivostok, 690091, Russia)
日本センター様のご対応・向井一良さん(ウラジオストク日本センター所長)
参加学生:本学から6名(派遣留学生6名)