目標と計画

事業計画全体の達成目標(事業開始~2021年度まで)

【本事業で計画している交流学生数】
各年度の派遣及び受入合計人数(交流期間、単位取得の有無は問わない)

【ロシアへの派遣学生数の達成目標】 

上記の内訳 

目標達成までのプロセス(事業計画全体、中間評価までの双方について)

<短期留学プログラム>
・短期留学は、主に1、2年次の学生を対象に、夏学期・冬学期の「短期海外留学科目」として実施します。
・夏学期に予定されているモスクワ大学とペテルブルグ大学の “Two Cities-Two Universities” プログラム、極東連邦大学のロシア語プログラム、およびモスクワ国際関係大学のロシア外交・政治のサマーコースに加え、高等経済学院、ロシア人文大学におけるサマーコースに学生を派遣する。語学コースのみならず、英語とロシア語でロシア外交・政治・経済を学ぶコースへの派遣を重点的に拡大していきます。
・2016年度の実績12人を踏まえ、2017年度には13名の派遣を予定しています。以後、順次、参加者数を増やし、2021年度には22名を参加させます。

<長期留学プログラム>
・長期の交換留学は、協定に基づく派遣人数を派遣する。すなわち、モスクワ大学:3名、モスクワ国際関係大学:2名、ロシア人文大学:3名、高等経済学院:2名、ペテルブルグ大学:3名、極東連邦大学:2名、計15名を毎年派遣します。
・交換留学者の選抜にあたっては、学業成績(GPA)、志望動機を加味し、ロシア語小論文および面接により決定します。
・交換留学者には留学先で8単位程度を取得することを目標として課し、本学において単位認定を行います。

 【ロシアからの受入学生数の達成目標】 

上記の内訳
目標達成までのプロセス(事業計画全体、中間評価までの双方について)

<短期留学プログラム>
・本学の夏学期に ①日露タンデム学習 ②ロシア語による「国際日本学」科目を開講し、ロシア側大学からの学生の参加を促します。①、②は、本学の正規科目として開講されるもので、単位認定が可能です。
・日本語サマープログラムの修了者に対しては本学から証明書を発行し、派遣元大学での単位認定を可能にします。
・本学学生がチューターとして留学生に係わり、学生の交流に努めます。
・初年度となる2018年度のロシアからの受入学生数を26名とし
、以後順次参加者合計を増やし、2021年度には 32名を参加させます。

<長期留学プログラム>
・長期の交換留学は、協定に基づく上限人数を受入れる。すなわち、モスクワ大学:3名、モスクワ国際関係大学:2名、ロシア人文大学:3名:高等経済学院:2名、ペテルブルグ大学:3名、極東連邦大学:2名、計15名を毎年受け入れる。
・長期留学者には、日本語学習(「日本語総合・技能科目」)により各自のレベルに応じた徹底した日本語教育を施すと同時に、英語と日本語で開講される「全学教養日本力プログラム」の中から5科目程度を履修させ、日本理解を涵養する。
・交換留学者には本学で言語科目から10単位、全学教養日本力プログラム科目から10単位程度の取得を目標とさせ、本学の発行する成績証明により、派遣元大学で単位認定を行う。

【養成しようとするグローバル人材像】
本学は次の5つの力をグローバル人材の要件と定義し、その育成をカリキュラムポリシー、ディプロマポリシーに定めています。

①(言語科目の履修を通じ)高度な言語力
②(地域基礎科目の履修を通じ)日本や世界諸地域についての知識・教養
③(初年次教育や世界教養科目の履修を通じ)現代社会を生きる力
④(専修科目の履修を通じ)専門的な知識
⑤(留学・ボランティア・インターンシップなどの活動を通じ)主体的に考え、行動し、発信する力

本ポリシーに基づき、本事業では日露ビジネスで活躍する次のような能力を備えた人材を育成します。

<言語力>
(上記①を通じ)ロシア語・英語を高いレベルで運用できるトライリンガル能力

<ロシアについての教養・知識、経済についての知見>
(上記②、④を通じ)日露双方の社会・経済・文化に関する教養と知識、及び経済・統計・会計などビジネスに不可欠な基礎的知識

<調整力・行動力>
(上記③、⑤を通じ)多様なステークホルダーの要請を調整し諸課題を解決するために必要な粘り強さ、他者を尊重する想像力・協調性、自主性・創造力、
これらを本学での教育や留学によりバランスよく育み磨いていくことにより、卒業後にどのビジネス分野に関わることになっても応用の利く卓越した日露ビジネス人材を育成します。ロシア6協定校の学生についても、日本語を含む<言語力>の強化に協力し、本学への短期・長期の留学を通じ<日本についての教養・知識、経済についての知見>を得る機会を提供します。さらに、本学学生同様に、インターンシップへの参加機会を与え、<調整力・行動力>を涵養します。 

中間評価までの達成目標(事業開始~2018年度まで)

以上の最終目標に即し、2018年度までに 次の目標を達成します。

<言語力>
ロシア語はロシア語検定試験(TORFL)第2レベル30名、英語はTOEIC 800点(または他の外部試験の換算で同様のレベル)の取得者を58名とし、日本語を含むトライリンガル能力の涵養に努めます。

<ロシアについての教養・知識、経済についての知見>
本プログラムに参加する学生には、ロシア地域基礎科目、および専修科目中のロシア関係科目と経済諸科目を選択して履修させ、その履修状況を確認します。

<調整力・行動力>
本学からロシア側大学への短期留学者を28名、長期留学者を30名、インターンシップ参加者を58名とし、それらの経験を通じ調整力・行動力を涵養します。

本事業計画において定める外国語力基準及び同基準をクリアする学生数に関する達成目標

ロシア語
本学では3年次進級の最低ラインを外部ロシア語能力試験の成績基準と同等のレベルで定めており、ロシア連邦教育科学省認定のロシア語検定試験(TORFL)の第1レベル(CEFRのB1に相当)としています。

本プログラムではその上のレベルを目標と設定する。すなわち、ロシアのTORFLの第2レベル(CEFRのB2に相当)をクリアすることを本事業で長期留学する学生の習得すべき能力とします。

■ 英 語
本学は、グローバル時代に不可欠な英語については、TOEIC800点相当(他の外部試験もTOEICに換算)を学生の達成目標に定め、全学生にその達成を目指すよう指導しています。本事業においてもその指標を活用します。

中間評価までの目標達成に向けたプロセス(事業開始~2018年度まで)

■ ロシア語
本学で開発するCEFR-Jの判定基準による達成度の判定を開始し、1年次末、2年次末の全ロシア語専攻学生のロシア語達成度を可視化します。また、本事業で長期留学を行う学生にはロシア語検定試験(TORFL)の受験を義務付け、その達成度を確認します。

■ 英 語
ロシア語を専攻する学生の英語力を本学全体のなかで検証し、強化方針を定め、実施に移します。Intensive Englishで実践的な補習を行い、英語力の向上に努めます。

言語能力以外に学生に修得させる具体的能力

事業計画全体の達成目標(事業開始~2018度まで)

言語能力以外には、本事業を通じ、前述のとおり次の二つの能力を涵養します。

<ロシアについての教養・知識、経済についての知見>
日露双方の社会・文化・経済に関する知識と教養、及び経済・統計・会計などビジネスに不可欠な基礎的知識をもつ人材を育成します。

<調整力・行動力>
多様なステークホルダーの要請を調整し諸課題を解決するために必要な粘り強さ、他者を尊重する想像力・協調性、自主性と創造力を備えた人材を育成します。

中間評価までの達成目標(事業開始~2018年度まで)
以上の最終目標に即し、2018年度までに、前述のとおり次の目標を達成します。

<ロシアについての教養・知識、経済についての知見>
本事業に参加する学生には、ロシア地域基礎を必修、および専修科目中のロシア関係科目と経済諸科目を選択して履修させ、その履修状況を確認します。

<調整力・行動力>
本学からロシア側大学への短期留学者を28名、長期留学者を30名、インターンシップ参加者を58名とし、それらの経験を通じ調整力・行動力を涵養する。その成果は、「社会人テスト(BENESSE社GPSアカデミックを予定)」等により判定します。

★ これらの目標を実現するため、学生自身にとっての水先案内人的役割を担うことになったのが「RJIプログラム」です。2018年3月に行われた第1回有識者会議・外部評価委員会議にて、委員からの提案をベースに関係者の間で形を整え、2018年秋学期初めに本学のロシア語専攻の学生全員に告知しました。本事業に参加する学生が履修を求められている科目・講座名、必要単位数が具体的に明示されていることにより、日露ビジネス人材を目指すうえで取り組むべき事柄が明確になりました。