2019年4月24日(水)
今回の学習会も定例化の流れに沿ったものでしたが、特に4月初めにロシアから新たに11名の交換留学生を迎えたところで、世界展開力強化事業(ロシア)への参加を促す機会にする狙いもあり開催しました。今回の学習会には、ロシアからの受入学生9名(うち4月受入学生6名)、本学の学生9名(うちロシア留学経験者=展開力対象学生4名)が参加しました。
学生たちの都合で昼休み時間を利用しての開催となったため、事前にタンデムの進め方をメールで説明しておきました。その中で、テーマの選び方についても、これまでの実績を踏まえて5つの例(※)をあらかじめ連絡しておき、当日はそれらを参考にするものの最終的にはパートナーと決めるよう促しました。これは、タンデムで重要な要素の一つである「自立性」を確保するための配慮です。
※ テーマ候補
1.学習言語を選んだ理由、習得で困難な部分、克服するための勉強法
2.食・食文化
3.観光地(名所・旧跡)
4.趣味・嗜好
5.カルチャーショック
タンデム学習のそれぞれのパートも時間の制約からを短縮して行いました。まず、本学の学生にとっての目標言語であり、ロシアの学生にとっての使用言語であるロシア語での会話、次にそれぞれの役割を交代しての日本語での会話、会話をベースにした作文、使用言語者による添削と音読練習を行いました。各言語での会話では、単なる会話ではなく、テーマに沿って目標言語の学習者が同言語の使用者に対して目標言語にてインタビューする形式をとりました。これまでに比べ限られた時間内での活動でしたが、いつにも増して活発な交流となりました。
参加者からは「次回もぜひ参加したい」「やはりライティングのチェックをしてもらうと学ぶことが多くある」など肯定的な声が多く聞かれ、学習会は好評のうちに終了しました。この取組は5月以降も可能な限り週に1回のペースで継続していく予定です。
またこの度はメディアの取材チームが来られ、日露学生の交流の様子を収録しました。学習会後に日本人学生1名、ロシア人学生2名がインタビューに応じました。
* 実施概要
日時: 2019年4月24日(水)11:50-12:35
場所: 本学総合文化研究所会議室(研究講義棟 422)
参加者:計18名
(受入学生9名)
・NIKICHINA Evgeniia – モスクワ国立国際関係大学
・ABUBAKIROVA Nelli – 国立研究大学高等経済学院
・IAROSHCHENKO Yaroslav – ロシア国立人文大学
・KHIKMATOVA Shukrona – 同上
・FOMINYKH Margarita – 極東連邦大学
・GAVRIKOVA Arina – 同上
・LAMAZHAPOVA Elena – 同上
・SOLENOV Dmitry – 同上
・ZOLOTUKHINVA Svetlana – 同上
(本学学生9名)
大串柚香、小林千紘、小林菜月、三部綾香、戸板咲紀、
丸島莉子、光永万結子、吉川一平、吉川寛人