創価高等学校(創価学園)- ロシア語の授業で交流


本学が交換留学生として受け入れているロシア人学生5名が、創価大学の仲介により創価高等学校(東京都小平市)を3度訪問し、ロシア語を学ぶ高校生8名と交流する機会を得ました。

(背 景)
創価大学と本学は、ともに文部科学省の2014年度「スーパーグローバル大学創成支援」採択校で、2017年3月に「連携・協力に関する基本協定」を締結しております。これにより2つの大学間で「教員・学生の交流」、「学部・大学院単位互換及び学生の教育研究指導」、「施設・設備・学術研究資料等の相互利用」など、連携によって互いのグローバル事業を進めております。なお、創価高等学校は2016年度のスーパーグローバルハイスクールの採択校であります。

(交流内容
創価高等学校では生徒の希望によって授業を選択できる「学校設定科目」(三年次限定)として31講座も用意されています。その中には「国際理解」の講座としてハングル、スペイン語、ドイツ語、中国語、フランス語、そしてロシア語が開講されています。ロシア語を選択した生徒たちは毎週火曜日に2時間にわたってロシア人教師ユリヤ・ディチャーチエワ(Yulia Dytyateva)先生の指導を受けており、本学留学生らは10月16日から三回にわたり、その授業にティーチング・アシスタント(以後TA)として参加し、生徒たちの学習をサポートしました。

10月16日(火)

大きなカブを演じる高校生に見入る留学生

初日、留学生たちが教室に入るなり、日本の生徒らは有名なロシア民話の「大きなカブ」をロシア人留学生のためにロシア語で上演し、日ごろの学習成果を披露してくれました。留学生たちにとっては大きなサプライズでした。お互いに自己紹介をした後は、高校生たちは今までに習ったロシア語の表現を使う光景が見られるなど、非常に和やかに交流が行われました。

11月06日(火)

日本語でモスクワの名所について語る留学生

2度目の訪問時には、ロシア人学生がモスクワの名所について写真を見せながら日本語で紹介しました。日本の高校生とロシアの大学生との間でいま見たばかりのロシアの名所のことや他の話題について4つのグループに分かれて話し合いました。高校生はロシア語で話すことがまだ難しいので、日本語に英語を交えながらコミュニケーションを図りました。

11月20日(火)

ロシア語で日本について説明する高校生

3度目の訪問時には、モスクワ国際関係大学の学生が所属大学についてパワーポイントを使い日本語で説明しました。その後、前回とは逆に日本の高校生たちが日本の観光名所について写真を見せながらロシア語での説明を試みました。事前の準備を相当しており、分かりやすいロシア語できちんとと話すことができていました。前回と同様、また4つのグループに分かれ、留学生たちが各グループに代わる代わる入っていき、観光名所だけではなく、好きな日本食についての話題など楽しく語らいました。 

TAとして参加した留学生らは日本の高校でロシア語教育の現場に触れるという、貴重な経験を得ることができました。

ロシア人学生に質問をする高校生たち

参加学生
・アルチョーム・ザレンビン (Artem Zarembin)

・ヤロスラフ・イリャシチェンコ(Yaroslav Ilyaschenko)
・イリーナ・ガブリーロワ(Irina Gavrilova)
・アレクサンドラ・カジーエワ(Aleksandra Kazieva)
(以上4名はロシア人文大学の学生)
・エブゲーニヤ・ニキーチナ(Evgenia Nikitina) (モスクワ国際関係大学、11月20日のみ参加)